留学

【特別セレクション】私がアメリカ留学中に体験したトラブル、事件などまとめてみた【今振り返るといい思い出?】

投稿日:2019年7月8日 更新日:

滞在期間は1995年から2000年の5年間。20年も前のことだけど今でも鮮明に覚えているものが結構ありました。まぁ5年もいれば確かに色んなことがあります。

ホームステイでホストファミリーに「死んだ動物を私たちの家で食べないで」と言われる

まず渡米後に短期大学に入学したのですが、学生寮やアパートがなくホームステイを選択しました。当時ホームステイ先でのトラブルは色々と人から聞いていたので本当は嫌だったけど、いきなりアパートを借りるのはハードルが高かったからです。

ホームステイではありましたが、食事は自分で台所を借りて用意する「部屋の間借り」に近い条件で契約しました。貧相な食事しか出してもらえず空腹で死にそうだったという体験を友達がしていたので、食い意地のはっている私としては食生活は自分で守ろうと思ったわけです。

そのホームステイ先は学校のインターナショナルスチューデントオフィスに依頼して紹介してもらったのですが、事前にわかっていたのはホストが

「シングルマザー」

「息子はすでに大学入学と同時に家を出ている」

「一緒に暮らしている男性パートナーがいる」

ということだけでした。

そしていざ暮らし始めて仰天したのが、そのホストマザーとパートナーの男性がビーガン(絶対菜食主義者)だったということ。

正直、ビーガンという言葉さえ知らなかったので最初に

「わたしたち、ビーガンなの。あなたは日本人だから仏教徒で肉は

食べないのよね?わたしたちも動物は食べないの。卵もね。」

と言われた時ポカーンとしてしまいました。

ビーガン?日本人が肉を食べないって?

さらに

「わたしの息子は高校の時に日本に短期留学したのよ。だから日本の文化についてはよく知っているわ」

とも堂々と言い放ちました。

仏教徒で肉を食べない文化って日本のどの地域に留学してたんだよ。まさか高野山で修行僧体験とかじゃないだろうな…(心の声)

ホストマザーがいっけん穏やかな常識人に見えていたため、いちおう

「わたしは日本人ですが肉を食べます。卵も魚も食べます。」と説明しました。

その時のリアクションはよく覚えていないのですが、1週間ぐらいはわたしが台所でハムエッグを作ったり鶏肉を焼いたりしても何も言われませんでした。

しかしある日、ホストマザーが外出している時にパートナー男性がわたしのところにやってきておもむろに

Please don’t eat dead animals in our house.私たちの家で死んだ動物を食べないでください。

と言ったのです。そして自分たちがいかに動物を人間のパートナーとして大切に考えているか、人間が動物を食べるために殺すことがどれほど残酷なことかを語りました。

相手のいうことは理解できても、ほとんど英語が話せなかったわたしは取りあえずうなずきながら話を聞いてOKとだけ言ったのでした。(本当は全然OKではないのだが)

そして次の日にインターナショナルスチューデントオフィスへ行き、以下の通り抗議を行いました。

  • ホストマザーとそのパートナーに家でdead animalsを食べるなと言われた。
  • ビーガンのような強いポリシーを持っている人が、それを前もって通告せずステイする生徒を受け入れ、そのポリシーを強制する権利があるのか。
  • ステイ先を変わりたい。普通の家庭を今すぐ紹介してくれ。

先ほども言ったように当時はほとんど話せなかったので紙に英作文したものを書いて担当のアドバイザーに渡しました。

そのアドバイザーはとても驚いて私のおかれた状況に同情してはくれましたが、すぐに別のステイ先を見つけるのは難しいからしばらく我慢して様子をみてほしいと言われました。

確かに急にステイ先を変更するのがむずかしいのはわかるんですが、わたしとしては一刻も早く彼らの家を出たかったので、クラスで知り合ったばかりの台湾人留学生が住んでいるアパートに避難させてもらいました。

ホストマザーとそのパートナーのビーガンという信念に対しての嫌悪というより恐怖がとても大きかったです。どんな信念や信仰を持っていても勝手だとは思うけど彼らの表現が怖かったんですよね。

「自分たちは菜食主義なんで、肉を食べている人を見るのが苦痛なんだ。できれば目の前で食べないでもらえないかな。」

ぐらいの言い方ならまだわかるんです。

「死んだ動物を食べないで」なんて言い方あるんでしょうか。何だか私が動物を殺してその死体を食べようとしてるかのような、嫌な表現ですよね。

意図的にそういう言い方をするのが恐ろしい。

その精神(根性?)に鳥肌が立つほど怖いものを感じたので、「なるべく早くこの人たちから逃げたほうがいい」と判断しました。

今思い出しても結構ゾッとします。そのホストマザーの日本に留学したことのある息子とは一度だけチラッと家で見かけて挨拶したことはありましたが、普通のさわやかな金髪青年でした。

「ちょっと日本人が全員仏教徒で肉を食べないってどこ情報?」と彼に聞けなかったことが悔やまれます。

 

学生アパートでルームメイトに買いおきの卵を勝手にクッキー作りに使われ「クッキー食べてもいいわよ」と言われる

短大から4年生大学に編入したのですが、大学には幸い学生寮やアパートメントがキャンパス内にあったので大喜びで3人で暮らす3LDKのアパートに入居しました。

アメリカの大学寮や学生アパートには通常のタイプの他に、アルコールを飲まない人たち専用や静かな環境を望む人たち向けのものがあります。

私が入ったのは静かな環境を求める「クワイエットハウス」というタイプのアパートです。3回生、4回生がメインで勉強に打ち込みたい人たちが集まっているところでした。

確かに「アメリカの大学生が共同生活しているアパートにしては」静かな環境ではありましたね。ルームメイト達は夜な夜なパーティすることもなく、自室で黙々と勉強するかリビングでテレビを見てくつろぐぐらいでした。

しかし一つだけ問題がありました。日本に留学したこともあり、日本語も少し話せるメアリー(仮名)という可愛くて料理が大好きなルームメイトがいました。

彼女は冷蔵庫に私が入れている食料を勝手に使うんですね。いつもオムレツでも作るかーと思って冷蔵庫を開けると卵がなくなっている。そのかわりにキッチンテーブルのガラスの大皿に山盛りのクッキーやマフィンやパンがあるという。

メアリー「マサミ、自由に食べてね~」(ニッコリ)

わたし「さ、サンキュー」(オムレツ食べたかったー!)

牛乳や砂糖や塩も断りなくどんどん使う。そして料理はわたしにおすそ分けしてくれる。

ただ単に食料を使われる、食べられるということではないので文句を言いにくかったんですね。もしかしたら、それを狙っていたのかもしれませんが。

この頃はそれなりに英語も話せるようになってましたが、結局「わたしの卵を勝手に使わないで」とは言えませんでした。アメリカ人同士だったらハッキリ言うんでしょうね。

アマゾンプライムビデオの”フレッシュアンドボーン”という主人公がバレリーナのドラマがあるんですが、勝手にルームメイトに卵を料理して食べられてるのを見て

「ちゃんと食べた分返してよね」

と言っていたのを見ておお、私も同じ経験したなぁと懐かしく思いました。

 

アパートで独り暮らし。上に住んでるインド人一家が1日じゅう民族音楽をガンガン流しつつ踊ったり、うるさくてレポート書けない

留学も後半戦になって、アパートでのひとり暮らしを決行。1LDK, 共有のランドリールームとプールつきの広々とした環境で、

「これでようやく静かに勉強したり、好きなもの作って食べられる」と思いました。

ところが、引越してすぐに判明したのが真上に住む騒がしいファミリーの存在。ベランダを開け放って1日中ワイワイ盛り上がり、音楽もガンガン鳴らしている。

1週間ぐらいは、我慢していたもののレポート締切間近だったある日限界がきました。

夜11時ごろになっても音楽が鳴り止まない、大笑いしているのがベランダから聞こえてくるし、レポートは1行も進まない。

勢いで部屋を飛び出して「ちょっと静かにして下さい」と言おうと2階へ行ったところその部屋は玄関が開け放たれている状態でした。そして大音量の音楽が流れている。

「ハロー!はーろー!!」

大声で何度か呼びかけて、ようやく中から「どうした?」といった感じで大柄の浅黒い男性が出てきました。

「あの、私はレポート書かないといけないんですがー」

「オウ?大学生か?偉いなぁ。どこ出身なの、中国か?」

「いえ、日本人です。それでもう少し静かにしてもらえないかと」

「おーい、ミゲル(仮名)!ちょっと日本人だってよー」

そして中からもう1人男性が顔をのぞかせ、

「へぇ、日本か、家族といっしょか?」

「いえ、ひとりです。それで、あの」

「まぁまぁ立ち話もなんだから中に入れや」と背中を押されて家の中に招き入れらる。

家の奥には美しい女性が2人(奥様たち)。そのうちひとりは民族衣装で踊っている。

ミルクティーと顔ぐらいの巨大クッキーを勧められ、色々と質問ぜめにあいました。あげく、

「いやぁ、我々もインドから来てアメリカで働いているけど大変だよ。君は若いのにひとりで偉いねー。勉強頑張りなさいよ、寂しかったらいつでもここに来て勉強していいから」

と激励されてしましました。フレンドリーで邪気のない笑顔に「いやこんな騒がしいとこで勉強できないから!」と言い返すこともできず「サンクス、シーユー!」と手をふって自室に戻ることに。

その後、帰国までそのインド人ファミリーとは仲良くしてもらい、たびたび夜ご飯をご馳走してもらったり一緒に公園にピクニックに行ったりもしました。

そしていつしか騒がしい中で平然とレポートを書くことができるようにまでなりました。

バス停でとつぜん警官がベンチに座っていた若者に銃を向けつつ地面に引きずり下ろして逮捕

アメリカ滞在時に車も免許も持っていなかった私は、スーパーなどで買い物する時はルームメイトや友人の車に乗せてもらっていましたが、大学への通学にはもっぱらバスを利用していました。

ある日バスターミナルのベンチに座ってバスを待っていた時のことです。とにかく大学の授業がハードで課題のリーディングとライティングに追われていた私は寝不足でぼんやりしていました。

そのバスターミナルには確か3-4人用ベンチが4つほど、2メートルぐらいの間隔で設置されていました。ぼーっと座っていたわたしの耳に突然

「ふりぃーず!!」という言葉が飛び込んできました。

ん?と思って声の方向を見ると3メートルぐらい前方に警官らしき男性が3人ぐらいいて全員が銃を構えている。

その銃を向けられていたのがわたしの隣のベンチに座っているひとりの青年(少年だったかもしれない) 。ごくごく普通の白人男性です。

現実味をあまり感じずに何だか映画のシーンみたいだなぁと思いながら見ていると、あっという間にその青年は警官に取り押さえられて地面に引きずり降ろされて、後ろ手に手錠をかけられました。

彼は全く抵抗することもなく、言葉も発することなくなされるがままでした。

何の罪を犯したのかわかりませんが、アメリカって警官が簡単に銃を向けるんだなぁと思った出来事でしたね。

周りにいたアメリカ人達も特に「いや、怖かったねー」というリアクションもなく犯人が連れ去られた後も淡々としていました。

日本だとちょっとしたニュース沙汰でしょうが、やはり銃に関してはアメリカと日本では受けとめ方に大きな違いがありますね。

 

マクドナルドで怪しげな取引に遭遇

これはまだ渡米してまもないころの話。

ダウンタウンにあるマクドナルドに入り、ひとりランチしていた時のことです。

日本のマクドナルドとはあまりに違う雰囲気(店内が暗い、店員さん無表情、お客さんも若い人や子供がいなくて労働者っぽい男性ばかり)にひるみつつもハンバーガーにぱくついていました。

店内は広く、空いていたので4人がけのテーブルにひとりで座っていました。

そこへ唐突に黒人の男性2人が来たのです。ひとりは私の目の前に座り、もう1人は私の隣に座りました。

かじりかけのハンバーガーを手に呆然としていると、前に座った男性がわたしを見て無表情のままひとこと、Sorry、と言いました。

他のテーブルガラ空きなのに何でここに座る?と思っても、もちろん口には出せないまま凍りついていると、わたしの隣に座った男性が胸のポケットから小さな包みを取り出して前の男性に渡しました。包みを受けとった男性はお金を渡しました。中身が何かはわかりませんがヤバイ取引だったのでしょうか。

時間にして1分もなかったです。お金と包みの交換が終わるとすぐに2人とも席を立って行ってしまいました。

だいぶ後になってアメリカ人の友人にこの時の話をしたら

「ひょっとしてヤバイ薬の売買とかじゃないの、無事でよかったねぇ。ダウンタウンは治安が良くないんだよ。マクドナルドやコンビニも危険だからあまり行かない方がいい」

と言われました。そうだったんですか...   

以上、留学中に遭遇した事件、トラブルのまとめでした。

まだまだたくさんあったのですが、印象に強く残っているものだけ今回はセレクトしました。

当時は若かったしパニックに陥ったことももちろんありましたが、こういった体験をする中で英語力と精神力がきたえられたと思っているので全く後悔はありません。

もちろん命に関わるようなトラブルに見舞われることは避けなければいけませんが今は現地の情報をたやすく得ることができるので事前準備をしっかりすれば問題ないと思います。

自分の行きたい国へ、留学を考えている人にはぜひ行って欲しいです。たくさんの得難い体験ができること請け合いです。

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