最近フルタイムでの仕事に復帰したので、ネットフリックスとアマゾンプライムビデオの視聴になかなか時間がとれなくなってきました😢
とはいえコロナ休業期間中に、マッタリとドラマ漬けだったのが習慣化してしまい、寝不足ぎみになりながらも毎日ついみてしまってます。
ネットフリックス加入時から「サバイバー 宿命の大統領」が気になってたんですよね。なんせ、ドラマ「24Twenty-Four」のジャック・バウワーを演じたキーファー・サザーランドが主役の大統領を演じているということでしたから。
「サバイバー 宿命の大統領」は現在ネットフリックスでシーズン1から3まで配信されています。
今回はシーズン1のみレビューしていきます。
「24Twenty-Four」のジャックにしかみえない「サバイバー 宿命の大統領」のカークマン
わたしは「24Twenty-Four」全シーズンのDVDボックスをそろえているくらいのマニア。ジャックを演じているキーファー・サザーランドが特に好きなわけではなく、ドラマの構成やストーリー展開が大好きでした。
恋人、仲間、親友からの裏切りに次ぐ裏切りの連続。悪者を特定して捕まえたのに、その悪者の背後にもっと悪いやつが…!!というパターン。
そしてテロ撲滅のためなら手段を選ばないジャック・バウワー。
なぜ「24Twenty-Four」の話をしているのかというと、この「サバイバー 宿命の大統領」が全体的に「24Twenty-Four」に酷似しているからです(;´∀`)
まず主役のカークマン演じるキーファーが、「24Twenty-Four」のジャック・バウワーそのもの。話し方もキャラも、違いが見当たらない。
強いて言えば、カークマンは老けたジャック・バウワー。「24Twenty-Four」の後半シーズンですでに顔にしわがクッキリと刻まれていましたが、もう今やシワシワです。
ドモホルンリンクルのお試しセットをプレゼントしたい。
てかわざと肌のお手入れをしていないんだろうか。有名俳優なのに。(余計なお世話?)
もう第1話を見はじめてすぐに
「あの政府に追い回されてたジャックが大統領になるなんてねぇ…」と感慨深くつぶやかずにいられない。
というわけで、「サバイバー 宿命の大統領」は「24Twenty-Four」のファンならジャックの成長を見守る親戚のようなノリで楽しむことができます。
もちろん2つは別のドラマであって、繋がりはないんですが(・.・;)
おまけに「24Twenty-Four」にテロリスト役で出演していたカル・ペンがカークマン大統領の側近役になっているんですよ。
ホワイトハウス報道官役のカル・ペン。この人見たことあるなーとデジャヴ感がハンパない。確認したら「24Twenty-Four」シーズン6でテロリスト役だったんですね。
カル・ペン
しかもカル・ペンはテロリスト役をやった後、俳優を休業してなんとオバマ政権の広報部で、実際に働いていたらしい。
すごいですね。
今回の「サバイバー 宿命の大統領」では、カークマン大統領に仕える政府報道官という役どころ。
私はやっぱり「テロリスト少年が立派な政府報道官に(;O;)」とつい思ってしまいます。
ただ、ドラマ制作のスタッフが共通しているし、キーファー・サザーランドがプロデューサーも務めているということで、わざと似たような設定にしたのかなと推測します。
おそらく「24Twenty-Four」のファンをターゲットにしてるんじゃないでしょうか。そしてまんまとその戦術にハマったのが私です。
もちろん「24Twenty-Four」を見たことがない人も楽しめます
ストーリーをザックリ説明すると、キーファー・サザーランドが演じるトム・カークマンは住宅土地開発長官として政府に仕えています。
ところが、ドラマ冒頭でテロにより国会議事堂が爆破されてしまいます。
一般教書演説をしていた大統領をはじめ、副大統領など重要な政府関係者たちが、アッサリ死亡。そしてカークマンは「指定生存者」に指名されていたため大統領職を引き継ぐことになってしまう。
「指定生存者」なんて制度は、このドラマではじめて知りました。
一般教書演説というアメリカでは極めて重要な、大統領による演説があります。副大統領をふくむ政府の閣僚や議員が一同集まるので、もしものことがあれば「指定生存者」が大統領の任務を引き継ぐことになっているらしい。(詳しくはWikipediaで確認を!)
カークマンは住宅土地開発長官とはいえ元大学教授で、政治については素人という設定。それなのに唐突に大統領になってしまうという。
生き残った他の政府関係者たちは、みなカークマンの能力を疑っていて、大統領なんて務まるはずがないと思っている。そんな中、カークマンは精一杯アメリカの危機に対応しようと、周りの協力を得ながら政府を運営していく。
カークマンの足を引っ張ろうとしたり、暗殺しようとしたり、だまそうとしたりする人もいれば、カークマンの素朴で誠実な人柄に魅了されてサポートする人も。
ありえない設定のストーリーだとは思うんですが、手探りで大統領としての任務に取り組むカークマンを応援したい気持ちになってくるんですよ。
カークマン大統領の側近たちと、FBI捜査官の一生懸命さに心を打たれる
広報担当のセス、首席補佐官アーロン、特別顧問のエミリーとカークマンを支える側近たちは若くて情熱的です。
普通に考えて、カークマン本人が大統領なんてできるのかと自信がない状況なのに、側近まで経験不足の若者ってどうなのと思いますよね。
その点は抜かりなく、元大統領のモスを国務長官に据えてアドバイスを求めることで知識不足を補い、人脈づくりに利用するカークマン。
セス、アーロン、エミリーは互いにライバル心を持ちながらも助け合い、成長していきます。
エミリー
アーロン
そして国会議事堂爆破テロの捜査を行うFBIの有能なエージェント、ハンナもこのドラマでは中心的な存在です。
タフで能力が高いんだけど、ちょっと型破りで手段を選ばないところは「24Twenty-Four」のジャックっぽい。
余談ですがハンナを演じているマギー・Qはハワイ生まれの元モデル。ほっそりとした美人なんですが…
個人的に、デコの広さがものすごーく気になりました💧
緊迫した銃撃シーンでも、ハンナの顔がアップになるとどうしても
「おでこが…長い…」とそこばっかり見てしまう(._.)
「24Twenty-Four」でジャックの妻や恋人を演じた女優たちの共通点が「ほっそりスレンダー」「顔が面長」だったことを考えると、キーファー・サザーランドの女性の好みが今回も反映されているんでしょうね。
「サバイバー 宿命の大統領」でアメリカの大統領制を理解して、今年(2020年)アメリカ大統領選を楽しもう
そう、トランプ政権が誕生する前は誰もが
「いや、トランプってちょっと下品な実業家でしょ」
「大統領なんてムリムリ(ヾノ・∀・`)」
というノリで選挙をみていたはず。特に日本人は。(たぶん)
私は、たまたま2016年にハワイに旅行してトランプ・インターナショナルという素晴らしいホテルに宿泊しました。
選挙演説など活発に行われていた時期でしたが、テレビでアメリカ人キャスターの解説を聞きながら
「こんなホテルの運営してる人が大統領なんてできるのかねぇ。ビジネスマンとして優秀なだけなのに。まぁヒラリーで決まりだろうな」と思ってましたね。
ところがトランプ政権誕生。
すぐに問題発生しまくり、大統領の座を引きずり降ろされるのかなと思いきや意外と続きました。批判されまくりでしたけども。
そして 今回は、トランプが再選するかどうかという大統領選になっています。うまくいっても1期で終わりでしょうと言われていたのに、さらに4年も大統領としてアメリカのリーダーシップをとろうというのです。
トランプ大統領は「サバイバー 宿命の大統領」のカークマン大統領とはキャラも価値観も全く違いますが、メディアや政府関係者からブーイングされまくっているのは同じ。
大統領なんて、つとまるはずがないと多くの人に思われていたのも同じです。
ぶっちゃけアメリカ大統領選挙にたいして興味があった訳ではないですが、今回の大統領選は「サバイバー 宿命の大統領」を視聴したおかげで面白く見守れそうです。
ホワイトハウス内部の駆け引きや交渉、報道官とジャーナリストとの関係、政権運営に必要不可欠なブレーンの存在など、詳しく描かれていましたから。
まとめ
ということで、タイトルで既にバレバレでしたがドラマ「24 Twenty-Four 」好きの視点からの、おもいっきり偏ったレビューとなってしまいましたm(_ _;)m
キーファー・サザーランドの演技力の問題なのか、カークマン大統領がジャックバウワーとしか思えなかったせいです。(キッパリ)
ただ「24 Twenty-Four 」ファンのために、色々としかけをされているドラマなので、私みたいに、あのジャックが…元テロリストが…と思いながら見るのは面白かったですよ。
とはいえ「24 Twenty-Four 」を全く知らないって人は、私のような偏見を持たずに「サバイバー 宿命の大統領」の世界に入れるので、むしろ純粋にドラマを楽しめるかもしれません。