雑記

登場人物がケンカばかりしているドラマ「スーツ」の人気の秘密

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2011年にUSAネットワークで放送スタートした「スーツ」がとうとう2019年のシーズン9で終了するようです。

このドラマはアメリカではやりの「ブロマンス」(ブラザー・アンド・ロマンス)系のリーガルドラマ。

ブロマンスとは簡単に言うと男同士のロマンチックな関係、ただし肉体関係はナシというところでしょうか。

「おっさんずラブ」一歩手前ぐらいといえば少し言いすぎかもですが、お互いかなり好きで単なる友情以上の感情を持っていると定義できるでしょう。

余談ですが同じように「ブロマンス」を描いているといわれているドラマに私の大好きな「ホワイトカラー」があります。

確かにメインキャラクターの男性2人の年齢差がひとまわり以上あり、年上のメンター(指導者)が道を踏み外した年下の若者を見守りつつ一緒に仕事をしていくという設定は共通しています。

しかしこの「スーツ」は「ホワイトカラー」と違い登場人物がとにかくケンカばかりしているのが特徴で、それが9シーズン続くという長寿番組となった理由の一つであることは間違いないでしょう。

基本的には主要登場人物たちが仲違い→仲直り→また仲違い→仲直りの無限ループです。

全エピソード通じて常にもめてる人間関係

舞台となる法律事務所での日常はこんな感じ↓

ぺーぺーの新人弁護士が大先輩にかみつく

パラリーガルや受付嬢が弁護士に指図する

恋人を批判し、責めたてる

同僚にケンカ売る

自分を昇進させなければ辞めてやると上司を脅す

いくら頭が良くてアグレッシブな人が集まっている法人専門の弁護士事務所とはいえこんなにもみんながトゲトゲしたやり取りをしていていいのかと思います。

もちろんお互い皮肉や嫌味を言いあっているのを「ウィットのきいたユーモアのある会話」をしているとも受け取れますけどね。

肝心の「ブロマンス」も主役のガブリエル・マクトとパトリック・アダムスの2人は衝突ばかりしてます。まぁ仲がいいからこそケンカするともいえるんでしょうが…

ひょっとしてアメリカ人にとってキツイことを言い合い、足を引っ張り合い、罵り合ったりしつつも実はお互い実力は認めていて、心の奥底には相手への愛情もあるなんていう人間関係が魅力なのかもしれません。

これって日本の社会でどう受け止められるだろうかと思っていたら、2018年に日本版が制作されたんですね。ということは日本のドラマでもやっぱりモメにモメる人間関係や同僚や上司を出し抜くといったストーリーはウケるんでしょうね。

クセのありすぎる登場人物たち

ヘンリー王子と結婚したメーガン妃がパトリック・アダムス演じるマイクの恋人レイチェル役で出演していたのはたぶん有名ですよね。

イギリスの世論は結婚してからずっとメーガン妃の言動をバッシングしているようですが、みなさん「スーツ」を視聴しているんじゃないかと思います。笑

そのぐらい、このレイチェルってのが嫌な女なんです。

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偉そう。上から目線。デカイ。ヒトを批判ばかりする。自分の要求を声高に主張。

確かにルックスはいいのですが、何でこんな性格の悪い女を好きなんだと余計なお世話ながら言いたくもなります。

「こんな女とは別れなよー」と思わずつぶやきたくなるウザさ。絶対にイギリス人は「スーツ」を見ているに違いない。実際のメーガン妃は優しくて控えめな人かもしれないのにね。

いっぽうで悪役を演じながらも愛されキャラのルイス・リットは素晴らしい

ガブリエル・マクト演じるハービーに嫉妬心をメラメラ燃やして裏で汚い策略を実行しても結局は出し抜くことができない。

しかも面と向かってハービィーやマイクにバカにされ、笑われたりすることも。一生懸命仕事をして事務所に貢献しているのになかなか昇進もさせてもらえず、だんだん可哀想になってくるぐらいです。

友達がいなくて、大好きなバレエやオペラの鑑賞に一緒に行ってくれる人を必死でさがしている場面なんて涙で画面が曇りますよ…

愛らしい悪役ルイス!

事務所のトップである女王キャラのジェシカに

「俺がいなくなったら困るだろう!昇進させろぉー!」と勢いよくキレたら

「あなたは脅すほうじゃなく、わたしが脅す方なのよ。早くわたしの命令通りにしなさい!」

と厳かに言われてしまう。そしたらすぐに

「イエス、マム!」と答えてさっと命令に従うM男ぶりも面白すぎます。

マイク(パトリック・アダムス)は主役のひとりですが彼のキャラクターは恋人レイチェルと同じくウザいです。

ハービィー(ガブリエル・マクト)のおかげで弁護士資格もないのに一流法律事務所で仕事ができているというのに本当に恩知らず。

資格はないけど自分は有能だから雇ってくれといって、ためらうハービィーを説得して働きだしたくせに

「もしバレたら俺はどうなるの?そのこと真剣に考えたことある?」なんて詰め寄ったりする。だったら辞めたらいいだろうと思わずにいられません。

友達の元カノに手を出しながらレイチェルにも色目を使ったりと女にもだらしがない。

とにかく倫理観がおかしい。(わたし個人の意見です)

 

恩知らずなマイク

それでもハービィーはとにかくマイクが大好きなんですよね。生意気なこと言われても罵られても自分の元を去られても、表面上は平然としてますが内心うじうじとマイクのことを思っていていじらしい。ブロマンスといっても、片思いに近いようにみえます。

このハービィー、イケメンで冷徹、頭の回転がはやい敏腕弁護士というキャラ設定で普段はタフなんです。

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ところが、マイクのことと女性関係のことになるとダメダメになります。冷静な判断もできなくなるしトラブルの処理もうまくできない。そして傷つきやすいティーンエージャーのようなメンタリティーをのぞかせたりします。

見た目がカッコよくタフなだけに、ギャップが大きくて「おっ?」となる人も多いんではないでしょうか。

高校生の時に母親の浮気現場を目撃したことで母親との関係がうまくいっていないことと、そのトラウマで女性との安定した関係が築けないことがいくつかのエピソードを通して丁寧に描かれていました。

そしてある時期からパニック障害の発作がでるようになってしまい、カウンセリングにかかったりもします。

思うに、このハービィーの特定の対象についてのメンタルの弱さとか繊細さがこのドラマの人気のキモのような気もしますね。

わたしはシーズン1から3までコンパクトDVDボックスで、シーズン4と5はUSA版のDVDで視聴しました。

その後はアマゾンプライムビデオで公開されるのを気長に待ってシーズン6と7を最近視聴しました。おそらくシーズン8と9についてはまたUSA版のDVDに手をだすかもしれません。

シーズン7で降板したマイク役のパトリック・アダムスが現在アメリカで放映されている最終シーズンでゲスト出演しているようです。

せっかくの「ブロマンス」ドラマなのにかたほうの男優が降板するなんてあるまじき!と思っていたのでホッとしています。マイクのキャラは好きじゃあありませんが、ハービィーのマイクへの思いは本物ですから。

どのようなエンディングになるか楽しみにしています。

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