結論ーアウトプット(スピーキング)ばかり重視していたら間違いなくコケます。
とにかく話せるようになりたいからガンガン話す練習をしようっていう発想は危険なんですよ。
インプット(リスニング)は出来るようになっていますか?インプット出来ないのにアウトプットなんて絶対ムリです。
英語がペラペラとしゃべれる人と話せない人との決定的な違いはインプット量なんです。
ここをわかっていないと永遠に話せるようになれないまま、足踏み状態になるかもしれません。
そして相手が話していることを正確に聞き取れていることが、実は最重要だったりします。
よく「どうしたら英語話せるようになるの?」と聞かれるんですが
インプット量を…って話し出すと速攻でゲンナリされることが多いんですよね。
話せるようになりたいのにリーディング、文法、リスニングをまずやれと言われることに納得いかないって顔をされます(;´д`)トホホ…
実体験からいうと、英語でコミュニケーションを取る時に相手のスピーカーは
「自分の言ったことを理解してくれているか、そしてちゃんと自分の言ったことにリアクションしているか」を本当によくみています。
そして「コイツ全然わかってないな!」と思われたらもう終わり。相手にされません。
つまり初心者にはふにゃふにゃ何言ってんのかわからない英語スピーカーの
〇〇✗✗!!~ 謎の音声(笑)
に対して正確に返答できるかどうか。これがキーポイント。
自分がペラペラ話す前にスピーカーが何を話しているかわかっているかどうかが大事なんです。
相手の言うことを聞き取れずして会話は成立しません。1人で英語スピーチしたいだけなら自分の言いたいことを練習してひとりでしゃべってればいい。
でも一方的に自分の言いたいことを話しているだけの人と会話したいですか?
自分が言ったことに対する答えではなく、勝手なことをペラペラ喋っている人とは普通コミュニケーションが成立しませんよね。
会話というのはキャッチボール。
ただ英語をひとりでネイティブっぽく発音してればいいって訳にはいかないんです。
だからスピーキングだけを頑張っても「ペラペラ」にはなれません。
ちなみにリスニングができるようになるには文法、構文、単語、イディオム、発音、などトータルパッケージ的な知識が「どうしても」必要です。
ただ大量の英語を聞き流していたらできるようになる、というのは幻想でしかありません。
でも文法、構文、単語などの基礎を身につけて、リスニング力が上級レベルになれば「ペラペラ」までの距離はすぐそこと言っていいくらい近い。
わたしは大人の英語学習では”幼児が言葉を覚えるように”勉強することに反対です。大人には大人の勉強の仕方がベストですから。
とはいえ話せるようになる前に聞いて意味が取れるようになっておく、という順番は赤ちゃんが言葉を覚えるのと同じなんですね。
言葉らしきものを発するまで赤ちゃんはただ周りの大人が話すのを聞いているだけ。片言で話す頃には大人の言うことをかなり理解しています。
つまり聞き取り能力が先に出来てから話せるようになっていく…これはゆるぎない順番として認識しておくべきでしょう。
ペラペラになろうって時に、まず聞き取れてるのか?と自問自答してみてください。
リスニングが怪しい状態だったらスピーキング能力をぐんと伸ばすのは難しいです。
例えば、ピアノでいきなりソナタや協奏曲をガンガン練習したところでものにはなりません。
モーツァルトやベートーベンなどの曲を弾くためには、それ以前にハノンやらバイエルといった基礎の練習を頑張らないといけない。
ピンポイントで自分が出来るようになりたい部分だけやってもダメなものはダメ。
繰り返しになりますが、英語ペラペラになるには基礎(文法、単語、構文)をサクッとマスターして聞き取りを強化するってことさえ頑張ったらいいだけなんです。あとは練習あるのみですから。
そこまで大変なことですか??←大変に決まってるだろ( •̀ㅁ•́;)という声が聞こえてきそうです💦
でも通訳レベルまで英語力を上げる必要はないですから。基礎といっても中学レベル、できたら高校レベルぐらいでいいんですよ。
基礎はやりたくないけどペラペラになりたい?そんな方法があるなら教えてほしい。
私はフランス語ペラペラになりたい。
地道に基礎から勉強する時間もないし、文法や構文や語彙の勉強はスキップできるもんならしたいです!
フランス語のアンニュイな響き、そしてフランス映画やオペラ・バレエ座のドキュメンタリーが大好きなんですよね。
入門レベルのフランス語文法書を数年前にほんの少しかじって放り出しました。だからオンラインフランス語会話のレッスンを取って会話の練習だけしてみようなんて夢にも思ってません。
やるべきことをやらないで会話だけ勉強したって意味ないことを知っているからです。
…閑話休題
他の英語学習記事でも繰り返し述べていることなんですが、とにかく文法とか単語暗記とか嫌われすぎてカワイソウすぎます(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
そんなことよりスピーキングだ!ネイティブな発音だ!科学理論にもとづいた楽な方法があるはずだ!〇〇だけでいい!などという主張が幅をきかせている今日このごろにウンザリ。
私は語学好きではなく、どちらかといえば怠け者。コツコツと地道な努力を重ねることがニガテな人間です。
だからなるべく楽に、効率よくペラペラになれるんだったら絶対そっちの方がいいと思いますよ。
でも本当にそんな方法ないんですよ!!!
文法、構文、単語なんて無視してスピーキングだけをひたすらやってペラペラになるなんて…
魔法の音源を聞いてマネするだけでOK? 限られたフレーズ暗記するだけでペラペラ?
一生やってて下さい。多分ペラペラにはなれません。
本記事はあえて過激な言い方をしてるので怒らないでくださいねm(_ _;)m
全く話せないところから、話せるようになるまでを駆け抜けたことがある人間として、真実を語っています。
「英語ペラペラにはなりたい、だけど文法とか死んでもやりたくない!」という感じの人が周りにあふれていることに危機感を持たざるを得ない。
文法に親でも殺されたんですか…と聞いてみたい。
それとも文法とか構文の勉強をすると何か悪いことでも起きるんですか?
文法、構文、語彙などの基礎をかためることが英語ペラペラへの近道と信じてくれる人は下記の記事を参照してくださいね💖
とにかく面倒な基礎固めはスキップしたい、という人は斬新で効率よくペラペラになる方法を模索し続けてくださいませ(^^)/~~~