英語学習

社会人がやり直し英語に取り組むときの考え方【バレエレッスンと英語学習の共通点をみてみよう】

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学生時代は英語があまり得意ではなかったが、社会人になって英語をやり直したくなった。

あるいは会社の業務で急に英語が必要となったので、いま英語は全然できないけど何とか実務で使えるレベルにしたい。

本記事はそういった人たちに向けたものです。

英語学習法についてはとにかく情報が多すぎて色々なメソッドがあり、目うつりしてしまいがちです。問題集、参考書、アプリ、学習サイト、DVD教材、音声教材、と英語を勉強するためのツールも無料から有料まであふれかえっていますよね。

今回はツールや学習法についてではなく、シンプルにバレエの練習と比較することでやり直し英語の勉強に何が必要かを考えていきます。

バレエの練習と英語学習の共通点を理解できれば、あふれている情報の中から自分に必要なものを取捨選択できるようになりますよ。

そして自分で英語上達へのロードマップを作れるようになるので、高額なスクールや英語コーチなどのサービスを利用する必要がなくなり、お得です。

まずはバレエのレッスンの流れから

ストレッチ

バーレッスン(バレエを踊るための体づくり、身体の使い方)

センター(ピルエット、ターン、ジャンプ、ステップ、コンビネーション)

ポワント(上級者のみ)

ストレッチについては説明不要だと思いますが、柔軟運動ですね。教師によってはここで

腹筋や背筋運動も取り入れます。15分から30分ぐらい。

バーレッスンは、バレエを踊るための体づくり、身体の使い方を覚えるために不可欠なトレーニングです。バレエのレッスン光景では代表的なものなのでテレビや映画などでみた事がある人も多いでしょう。60分から70分ぐらいここで使います。

最後にセンターでのレッスン。ここでくるくる回るピルエットや、ターン(回転技)、ダイナミックなジャンプ、ダンスのステップとそのコンビネーションなど練習します。20分から30分ぐらい。

ポワントはトゥシューズを履いてのレッスンで、トゥーシューズのつま先の平らな部分(爪先)で立つことは、そもそも地道にストレッチやバーレッスンを数年積んで身体ができていなければ無理です。通常はレッスンを担当している教師の許可が出てはじめてトゥシューズを履いてのレッスンを受けられます。

こういったバレエレッスンの内容は英語学習にあてはめると下記のようになります。

ストレッチは発音、発声練習

バーレッスンは文法と構文学習、単語暗記

センターレッスンは英会話、リスニング、リーディング、英作文

ポワントは通訳、翻訳トレーニング

ストレッチとバーレッスンはバレエダンサーとしての土台をなすもので、ここを飛ばしてセンターでバレエを踊ろうとしてもうまくいきません。長年レッスンを継続して受けている上級者であってもセンターで踊るだけはせず、バーレッスンも続けています。

英語でも同じで、発音や文法、単語暗記を飛ばして英会話やリスニングをやっても伸びません。

別記事でシャドーイングという英語音声を聞きつつオウムのように繰り返すトレーニング方法に疑問があると書きましたが、それはシャドーイングが、このバレエレッスンでいう「センターで開脚ジャンプの練習」のようなものに思えたからです。

ジャンプの練習だけ集中してひたすらやってもバレエの上達にはつながらないという理論と同じです。

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踊るまえにストレッチとバーレッスンは十分にやってますか?

バレエでいうストレッチとバーレッスンにあたる、英語発音の練習、文法、単語暗記といったことを積み上げてからセンターで踊る→英会話にチャレンジというステップをふむのがベストであることがわかってもらえると思います。

ちなみに私はバレエを成人してから趣味で2-3年レッスンを受けていた事があるだけなんですが、いつも「英語の勉強と似てるかも」と思っていました。

ふわふわと軽やかにトゥシューズをはいて美しいターン、ピルエット、ジャンプなどに憧れていました。でも実際のレッスンの大半はバーレッスンで、ひたすらプリエで膝の曲げ伸ばしやらつま先の足さばきを右、左と地道に繰り返さないといけない。

やっとセンターで踊る練習となっても、なかなか上手くステップをふめないしターンではバランスをくずしてしまう。このセンターでの練習時間はレッスンの2割ぐらいにしかすぎません。

華麗に踊るためには基礎トレーニングが重要なんだということを思い知らされました。

ここまで読んで少し強引にバレエレッスンと英語学習を関連づけているな、と感じる人もいるかもしれません。

自分は別にプロのバレエダンサー(英語通訳や翻訳)になりたいわけではないから基礎トレーニング(文法、単語暗記)のところはスキップしてセンターレッスン(英会話、リスニング)だけでいいんだ、という意見もあると思います。

もちろん目指すゴールは人によって違いますよね。

  • とにかく発音がネイティブっぽくなればいい
  • 文法が怪しくても身ぶり手ぶりで英会話できればいい
  • メールで外国人と意思疎通できればいい

ただ、どんなゴールを目指すにしても社会人になってから英語をやり直す人には基礎の発音、文法、単語の勉強をスキップして英会話やリーディング、英作文に取り組むことのリスクは覚えておいて欲しいと思います。

バレエで言えばストレッチをせず、バーレッスンを飛ばしてセンターでステップやターンの練習をするということですね。

美しいポーズが保てなかったりステップで足がもつれたりする。バランスを崩してふらつきながらターンをする。音楽を流して、何とかバレエらしきものを踊れるようになる。

こういった状態でも満足ならば、自分のやりたいことだけに集中するというのもいいかもしれません。

カタコトの英語でなんちゃって英会話ができる、というレベルでよければですが。

自分だけの英語上達のロードマップを作ろう

普通の社会人は忙しいです。英語学習だけにそんなに時間を取ってられないものです。

文法、単語暗記、発音、英会話、英作文、とバレエのレッスンのごとく毎回通してするのは至難の技でしょう。

もしあなたが土台となる基礎トレーニングを飛ばさずにやり直すなら、最初は発音と文法だけにしぼり、ある程度マスターできたら次に単語暗記もしていくという感じで進めるのがベストです。

時間に本当に余裕がなく週に4-5時間しか取れないなら、まず発音だけをやり、次に文法というように1項目づつ攻略していくしかありません。

たとえば発音をマスターし文法が固まった後に集中的に単語を暗記しただけで、英会話や英作文の学習時間が取れなかったとしても、単に英会話やリスニングだけを集中してするよりも何倍もの実力がつくはずです。

自分が何からはじめて省略するとすれば何か、それとも時間がかかっても基礎から応用まで全てこなしていくのか自分にとってベストな取捨選択をしましょう。

大ざっぱなロードマップができれば、あとは何を使うか(無料のツール、Webサイト、参考書、アプリ、スクール)を決めて、ガンガン勉強を進めていくだけです。

膨大な学習ツールの中で、自分に適しているものをどう選ぶかについては説明が長くなるので、別記事で詳しく解説していく予定です。

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